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蕎麦ヶ岳で瓦そば 平成31年4月
4月ながら初夏の陽気が感じられるこの日、山口市仁保にある人気の山、蕎麦ヶ岳に来ました。
来る途中で買った瓦そばを片手に、一貫野コースで登ります。
とても明るく爽やかな登山口に、楽しい山歩きへの期待が高まります。
花や草木にあまり関心の無い私ですが、鮮やかな花があると目を奪われてしまいます。
掘り下げられて溝状に整備された道を歩きます。
すぐに分岐に出ました。
道なりに進みます。
左手を流れる沢に設けられた砂防ダムを見ます。
再びの分岐を真っ直ぐ。
見上げると二筋の飛行機雲が。
石積堰堤を見ます。
コンクリの砂防ダムと違ってとても趣がありますね。
小さな沢を跨いだりもします。
この石積堰堤は緑に飲み込まれそう。
風通しの良さそうな橋を渡ります。
突然道を横切るアオダイショウに驚かされましたが、向こうも日向ぼっこしてたら人が突進してきて驚いたでしょうからおあいこです。
鞍部に出ました。
「残りたったの450m」と言うべきか、「まだ450mもある」と嘆くべきか。
嘆きながら歩いていると、山頂が見えてきました。
細い尾根道ですが気持ちいいです。
登山口で見て以来久々に眺める真田ヶ岳は目線より少し低くなっていました。
やがて眼前が大きく開けます。
真砂土の茶色も鮮やかな蕎麦ヶ岳、556.9mの山頂に到着です。
広い山頂から見渡せる360度の展望に喜びもひとしお。
真田ヶ岳が素敵です。
真田ヶ岳の左側に見える山は何だっけ・・・。
山口市街が見える・・・東鳳翩山はあれかな?
あれは姫山だな!・・・あとは、ええと・・・う~ん。
右田ヶ岳だ!・・・たぶん。
スマホのマップを見ながら首を捻ることしばし・・・。
細かいことはどうでもよくなったのでお昼ご飯にします。
まず、油を引いた飯盒で茶蕎麦を軽く焼きます。
次いで、既製品の味付け牛肉と錦糸卵、ネギをトッピングすればたちまち「瓦そば」の出来上がり。
蕎麦ヶ岳山頂で食べる瓦そばの味は格別です。
紅茶を沸かします。
真田ヶ岳を見ながら、甘い紅茶で英気を養います。
食事を終え、名残惜しいですが下山します。
登るときは無限の距離に思えた450mも、下山ではあっと言う間。
真田ヶ岳も見上げる高さに戻りました。
登山口駐車場の一貫野公民館に着くと僅かに残った桜の花に出迎えられました。
先月の東鳳翩山では梅が満開だったのに、今日の蕎麦ヶ岳では桜が終わり。
ああ、季節の移ろいの何と早いことだろうと、しみじみ感じ入る平成最後の春の蕎麦ヶ岳登山でした。
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