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​塔の岩でツナ餅ラーメン 平成31年2月

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​イギリス軍の飯盒に餅2つとツナ缶を2つ。

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その上に出前一丁を置いたら驚くほど完璧なスタッキングとなりました。

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ラーメンを収納した飯盒と共に、県道10号、佐々並川に架かる大藤大橋を渡ります。

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高瀬トンネルを出た所に山中へと分岐する道があります。

今日はここをスタートして、長門峡の眺めが大変素晴らしい事で知られる萩市川上の「塔の岩」に登ります。

私は「塔の岩」に登るのはこれが初めて。

ネットで公開されている塔の岩に関する記事を読んで一応の予習はしてあるものの、正直なところこんな秘境みたいな場所の山に初級者の自分が入っていいものなのだろうかと、ちょっと不安でもあります・・・。

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スタートしてしばらくは林道を歩きます。

​やはりガードレールは白より黄色の方が山口県らしくて良い感じ。

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護岸を染める苔の緑が目に鮮やか。

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護岸に負けじと、こちらの石垣も鮮やかな苔を身にまとって素敵にドレスアップ。

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分岐が現れました。

​念のためルートマップをチェックし、ここは右折であることを再確認して進みました。

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少々ぬかるんではいますが楽々歩ける林道が続きます。

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ネットで読んだ塔の岩の紹介記事に「見落とさないように」とあったので右側を気にしながら歩いていたら、思っていたより目立つ入口表示がありました。

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この先は今までの林道歩きとは様相がだいぶ異なる気配なので、ちょっと緊張します。

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沢の右を進み、その先の斜面を登って行きます。

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​斜面を登り尾根を越え、再び現れた塔の岩ハイキングコースの表示板のところで進路を左に変えて少し下っていきます。

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進路を左に変えて尾根を少し下ると、幹に巻きつけられたテープが右側に確認できました。

塔の岩へはここからテープの印がある左側の斜面を登っていくのがルートなのですが、くっきり明瞭な踏み跡が奥に向かって伸びているので、何も考えずぼんやり歩いていると間違えて直進してしまいそうですね。

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何も考えずぼんやりしていたので直進してしまいました・・・。

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滑りやすいだけでなく軟弱で踏み崩しそうな急斜面を、滑落の恐怖に顔を引きつらせながら、そろりそろりと抜き足差し足忍び足で進む破目になりました。

その姿は登山者と言うより盗っ人と言ったほうがよい有様です。

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やがて炭焼窯跡と思しき平坦地にたどり着いたものの有るはずの遺構が見当たらない事を怪しんだ盗っ人、林道分岐で一度見たきりお守りよろしく懐にしまい込んでいたルートマップとスマホをようやく確認、尾根を越えたところで道を間違えた自分が今立っているのは炭焼窯跡の西180m、標高差で100m下方の平坦地であることを知り、「歩きながらでもちゃんと地図見なさいよ・・・」と深く深くため息をつくのでありました。

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間違ったら仕切り直し。

​正しいルートまで引き返したら、気を取り直して左側斜面を登って行きます。

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斜面から尾根にかけて有難いことに沢山のテープが道案内をしてくれていますが、色々あって私も多少は利口になったので、テープを辿るだけで良しとせずスマホのGPSアプリで常に自分のポジションを確認しながら進みます。

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ここも急斜面沿いの細い道が続きますが、先程のものに比べればずっと歩きやすくて足取りも軽やかです。

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やれやれ、炭焼窯跡の平坦地にはちゃんと遺構がありました。

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炭焼窯跡からさらに斜面沿いに進み、塔の岩近くの寺の跡地ともいう平坦地に来ました。

ここで迷う可能性ありと事前に予習してきていたので、コースマップとGPSアプリで進路を見定めて先の様子を窺ってみると、ここでもテープでルートが明らかになっていて大変助かりました。

踏み跡が明瞭でなかったので、テープが無ければきっと難儀したことでしょう。

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木々の隙間から大きな岩が見えます。

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最後の急斜面を登って、ようやく塔の岩に着きました。

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蛇行する佐々並川の美しさ、標高480mからの眺めは正に絶景です。

横の広さではなく、縦の深さに圧倒される光景です。

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それ程長い時間歩くことなくこの深山幽谷の美を体感できるというのはとても有難いことです。

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昼食です。

水から餅を煮て、沸騰したらラーメンを入れます。

​最後にツナ缶を加えれば簡単にしてとても食べ応えのある「ツナ餅ラーメン」の出来上がりです。

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​塔の岩で食べるツナ餅ラーメンの味は格別です。

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眼下に長門峡を見ながら飲む紅茶は至福の味です。

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山口の自然っていいなあ・・・と、しみじみ思い塔の岩を後にします。

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予定外の寄り道してしまうこともなく登山道を通過し林道へ。

さすがにホッとします。

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絶景に感激しつつも大いに学ぶところのあった、そんな冬ももうじき終わりの塔の岩登山でした。

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